自分のTDM900のフロントタイヤは、購入時すでに17インチ化されていました(ダンロップのSPORTMAX ROADSMART Ⅲ、120/70ZR17MC (58W))が、TDM本来の乗り味を知りたくなったので、純正の18インチに戻してみることにしました。
今回取り付けるのはブリヂストン製、Battlax Sport Touring T31の120/70ZR18です。
17インチの場合は、ご覧のようにフェンダーとの間に隙間ができてしまいます。
17インチと18インチの外径の差です。計算上、120/70R17の外周が599.8mm、120/70R18が625.2mmで、その差は25.4mmですが結構な違いに見えます。また18インチの方がRがキツイのか、細く見えますね。
18インチ装着後のサイドビュー比較画像です。フロントフェンダーの隙間もなくなりました。
早速テスト走行をしてきました。まず跨ってすぐに「デカっ!」と感じました。フロント周りのボリューム感が全く違い、ひと回り大きなバイクになったようです。またタイヤが大きくなったぶん前上がりになり、見晴らしも良くなりました。
走りに関しては、前輪のジャイロ効果、キャスター角とトレール量が増えたことで明らかに直進安定性が高まっています。
コーナリングも17インチに比べ、神経質にならずに自然な感じで曲がれます。17インチの時は妙にインに切れ込んでいったりする事もあったので、そういった変なクセが取れてとても走りやすいです。
こんなグルービング付きの下りヘアピンを走る際も、安心感が増しています。
こんなコーナーの途中でボコボコな悪い路面状況でも、フロントが暴れづらいため17インチより安定します。
小一時間ほど走って、元々フロント18インチで設計されたTDMの本来の走りがこれなのだと感じました。17インチには多くのタイヤから選べるメリットがあると思いますが、自分の乗り方には18インチの方が合っている感じがしました。フロント18インチは、乗っていてとても楽です。これが19インチや21インチになればもっと楽なのでしょうが、大らかになりすぎても爽快感が減ってしまうと思うので、この18インチというのはある意味絶妙な大きさなのかもしれません。
乗り方や使い方によっては17インチの方が良い事もあると思うので、これはあくまで「個人的な感想」ということで参考にして頂ければと思います。
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