国道、いや酷道352号線を走る旅。今回はついに奥只見湖外周です。
道路の幅はご覧のように、すれ違うのも一苦労です。そして前回の動画でも通ってきた「洗い越し」が、数多く登場します。
出発前にGoogleマップでルートを調べ、九十九折りの楽しそうな道だったので来てみたのですが、この辺りで「思ってたのと違う」と感じ始めました。そんな不安は的中し、この細いクネクネ道はこのあと約30kmも続くことになります。
過去の動画で「信号なし30km ノンストップの峠道【日塩もみじライン】」をアップしましたが、そちらの道路は十分に広く、とても楽しいワインディングでした。しかしこの道幅が30kmともなると、嫌な予感しかしません。「引き返そう」と何度も思いましたが、来た一本道をまた戻るのも嫌なので、仕方なく進むことにしました。
そしてそれが間違いだったことに、この後、気づくことになります。
所々にこの先の小出I.C.までの距離が書いてあるのですが、峠に差し掛かったばかりなのに「52km先」とあります。今思えば、この時点で「お察しください」だったのでしょう。
洗い越しはご覧のような感じで、道路を川が横切っています。水の流れによってなのか、道路が陥没しています。この日の水の量はあまり多くありませんでしたが、雨が降った後は当然増水するのでしょう。そうなるとバイクでの走行は怖いですね。
所々に「携帯電話通話可能エリア」があります。万が一の時は、このエリアまで移動しないといけません。
写真では分かりづらいですが、この右側は断崖絶壁となっています。間違ってもオーバースピードで突っ込みたくないですね。「樹海ライン」と言われるくらいなので森の中を走っている景色が多いですが、時折このように開けた景色を眺めることができます。しかしあまりの人気(ひとけ)の無さに「ここで何か起きたらどうしよう?」と不安もよぎります。
少し開けた所があったので一休み。
ちょうど奥只見湖が見える場所でした。そしてGoProのバッテリーが切れたので、ここからはドラレコ画像になります。
道路から滝のように水が流れ落ちています。このような場所が何ヶ所もあるので、セパハンのバイクでは走りたくないですね。
完全に苦行のような峠道をようやく越えると、開けた場所にたどり着き、かなりの安堵感です。後で調べると、ここは「奥只見湖遊覧船 銀山平船着場」という場所のようでした。ここの駐車場で休憩した後、魚沼方面へ行くためにこの先にある枝折峠へ向かいました。「もうあんなハードな箇所はないだろう」と思いつつ…。
ん? 案内板に何か書いてあります。
この時点で15:40。慌ててGoogleマップで地図を見ると、奥只見シルバーラインというバイパスがあったのですが、なんとその道路は二輪車通行禁止。来た道を引き返すほかにありませんでした。
久々に絶句したのと、なぜか涙が止まりませんでした。樹海ラインへ行く際は、綿密に計画してから行くことをオススメします。ホントに。
コメントを残す