ハーレーを購入したショップにて中古で見つけたバイクです。値段が安かったので、衝動買いしてしまいました。このモデルのすぐ後に955iという名称に変更されたので、T595というと「955の事?」と言われることも多いマイナーな車種です。

変更点はマフラーだけ、スリップオンのカーボンサイレンサーに変更。ちなみにタンデムシートは、取り外してカバーを付けるとシングルシート仕様にもなります。

初めての3気筒エンジンは、ツインとマルチのいいとこ取りのようなフィーリングで、低速はゴリゴリとした力強いトルク感、高回転ではマルチのように弾ける加速を味わえます。130馬力を出す水冷3気筒エンジンは、全開で加速すると脳みそがクラクラしました。かといって、どこかに吹っ飛んでいってしまうような不安もなく、マシン全体のバランスが良いのだろうなと思います。

一度このバイクで大阪まで行きましたが、ポジションは前傾がそれほどキツくないの意外と長距離でも疲れませんでした。その道中、かなりの高速で抜き去られたGPZ900を追いかけてみましたが、恐ろしい程の速度でもビシッと安定していて驚きました。あんな速度で走るのは、きっともうないでしょう。いずれにしても、とても自分には使い切れるパワーではありませんでした。

乗っている間にトラブルは一度もなく、トライアンフのイメージが大きく変わった一台です。

スペック

タイプグレード名Triumph Daytona T595
全長2115mm
全高1230mm
全幅720mm
ホイールベース1440mm
シート高800mm
車両重量198kg(乾燥)
乗車定員2名
原動機種類4ストローク
気筒数3
シリンダ配列並列
冷却方式水冷
排気量955cc
カム・バルブ駆動方式DOHC 4バルブ
内径(シリンダーボア)79.0mm
行程(ピストンストローク)65.0mm
圧縮比11.2:1
最高出力130HP
最高出力回転数10200rpm
最大トルク10.2kgf-m
最大トルク回転数8500rpm
燃料供給方式フューエルインジェクション 3 x 41mm
燃料タンク容量18L
エンジン始動方式セルフスターター式
変速機形式リターン式・6段変速
変速機・操作方式フットシフト
動力伝達方式チェーン
ブレーキ形式(前)油圧式ディスク
ブレーキ形式(後)油圧式ディスク
懸架方式(前)テレスコピックフォーク
懸架方式(後)スイングアーム式
タイヤ(前)120/70-ZR17
タイヤ(後)190/50-ZR17