1991 Goose 350

2台目となるバイクがこちら、スズキのグース350です。

友人のGB400TTに乗らせてもらい、シングルエンジンの鼓動感やサウンドに魅了され、当時の愛読書CLUBMANによく登場していたDucati 750ssや900ssのイモラスタイルに憧れ、辿り着いた答えがこちらでした。

中古で4,000km程度のものを東京で見つけ、生まれて初めて都内や首都高を走ったのもこのバイクです。何せナビなどない時代なので、頻繁に止まっては色んな人に道を尋ねながら、やっとの思いで家まで帰ってきた記憶があります。家に着いた時の安堵感たるや、まるで少年の冒険のようでした。

フルノーマルの車体でしたが、フロントブレーキにメッシュホース、タンクにニーグリップパッド、マフラーはスーパートラップ、フロントにはロケットカウルを付け、リアはフェンダーレスにしました。フロントのウインカーも古いドゥカティをイメージしたものに交換しました。ロケットカウルの塗装については、同級生のお父さんが板金屋さんだったのでお願いしたところ、車体と同色の美しいブルーメタリックに格安で塗ってくれました。

ジレラ・サトゥルノも大好きだったので、この外観にはとても満足していました。色んな峠を走りにもいきました。

SOHCの350ccで10,000rpmまで回るエンジン(でも8,000rpm以上はただ回っているだけですが)、今思えばこの時に鈴菌に感染したのかもしれません。

スペック

タイプグレード名GOOSE 350
型式NK42A
発売年1991
発売月12
仕向け・仕様国内向けモデル
全長 (mm)1995
全幅 (mm)710
全高 (mm)1055
ホイールベース (mm)1350
最低地上高(mm)150
車両重量 (kg)160
乗車定員(名)2
原動機型式K406
原動機種類4ストローク
気筒数1
シリンダ配列単気筒
冷却方式空冷
排気量 (cc)348
カム・バルブ駆動方式OHC(SOHC)
内径(シリンダーボア)(mm)79
行程(ピストンストローク)(mm)71.2
圧縮比(:1)9.5
最高出力(PS)33
最高出力回転数(rpm)8000
最大トルク(kgf・m)3.3
最大トルク回転数(rpm)6500
燃料供給方式キャブレター
燃料タンク容量 (L)15
エンジン始動方式セルフスターター式
点火装置C.D.I.式
点火プラグ標準搭載・型式CR8EK
搭載バッテリー・型式YTX12-BS
エンジンオイル容量※全容量 (L)2.2
クラッチ形式湿式・多板
変速機形式リターン式・6段変速
変速機・操作方式フットシフト
1次減速比2.818
2次減速比2.571
変速比1速 2.500/2速 1.733/3速 1.332/4速 1.110/5速 0.952/6速 0.825
動力伝達方式チェーン
スプロケット歯数・前14
スプロケット歯数・後36
チェーンサイズ520
標準チェーンリンク数102
フレーム型式ダイヤモンド
キャスター角25°00′
トレール量 (mm)104
ブレーキ形式(前)油圧式ディスク
ブレーキ形式(後)油圧式ディスク
懸架方式(前)テレスコピックフォーク
懸架方式(後)スイングアーム式
タイヤ(前)110/70-17
タイヤ(前)構造名バイアス
タイヤ(前)荷重指数54
タイヤ(前)速度記号H
タイヤ(後)140/70-17
タイヤ(後)構造名バイアス
タイヤ(後)荷重指数66
タイヤ(後)速度記号H
ホイールリム形状(前)MT
ホイールリム幅(前)3.0
ホイールリム形状(後)MT
ホイールリム幅(後)4.0
ヘッドライト定格(Hi)60W/55W
テールライト定格(制動/尾灯)18W/5W