職場近くのバイク屋にお世話になっていたのですが、そのお店のお客さんが自分のスポーツスターを気に入ったらしく、その方のローライダーと交換を希望しているとの事で、ちょうどビッグツインに乗ってみたかったタイミングだったので交換する事にしました。

色々と弄ってある状態で、ハンドル、マフラー、エアクリーナー、シートなどがカスタム済みでした。

第一印象

ビッグツインには、以前友人のソフテイルに乗せてもらった事があったのですが、その印象とは全く異なりました。まずラバーマウントなので、振動がほとんどありません。また思ったより加速間を感じませんでした。

しかし昔から憧れていた、ローライダー独特のタンク上に鎮座する縦二連のスピードとタコメーターに、気分は盛り上がりました。

九州へ

チャットで知り合った人に会いに、九州の福岡へ行く事にしました。今考えると、フットワーク軽かったですね。それまでの最長距離が高松までだったので、そこから更に500kmほど進む事になります。初めて走る山陽自動車道にドキドキしながら、ひたすら走っていきました。

下関へ到着。本州最後のPA、壇之浦パーキングエリアで休憩しました。初の九州上陸、関門橋を目の前に「ここまで来たか」と、今までの移動距離を思い返してみました。

そして無事に福岡に到着。知人とも合流し、地元民おすすめの居酒屋へ行きました。実はそれまで焼酎が苦手だったのですが、「絶対にこれは大丈夫」という謎の勧め方で、いも焼酎を飲んでみました。すると、

「うまいぢゃないか!!」

当時関東ではいも焼酎などは売っておらず、知る由もありませんでした。今まで知っていた焼酎とは全く異なる味わいが気に入ってしまい、カパカパと焼酎を立て続けに呑み、気がついたらヘロヘロになっていました。飲んだ後は、これまた初体験の屋台でラーメンを食べて締めました。

唐津城にて

翌日は二日酔いにもならず、阿蘇 > 由布院というルートで回っていく予定で出発。まずは太宰府天満宮へ。学問の神様、菅原道真をお参りしたら一気に南下します。

素晴らしい阿蘇の景色と道路

そして阿蘇へ。そのあまりの素晴らしい景色に圧倒されました。今までに走った道で、間違いなくベスト3に入ります。ここはまたいつか、走ってみたいですね。

思いっきり壮大な景色を堪能した後は、ぐるっと回りながら温泉で有名な別府市に入りました。海へ続く真っ直ぐな坂道からは街並みが一望でき、たくさんの家から温泉の湯気が上がっている、なんとも不思議な景色でした。

湯布院駅にて。パノラマで縦撮りの謎写真

海沿いを走りながら、今度は由布院へ。こじんまりとした駅にて写真を撮って、福岡へ戻りました。そして福岡からの家路につきます。あれ、何でしょうね、行きよりも帰り道の方が短く感じる不思議。

家に着いてホッと一息

あっという間に関東まで戻ってきました。ローライダーのラバーマウントエンジンは振動がないので、長距離はとても楽でした。

さようなら、ローライダー

ラバーマウントのエンジンにどうしても馴染む事ができず色々と迷っていた所、これまたタイミング良くバイク屋のお客さんが自分のローライダーを買いたいとのオファーがあり、ちょうど出たばかりのツインカムBBファットボーイに乗り換えることにしました。

スペック

タイプグレード名Harley-Davidson FXDL Dyna Low Rider
全長2330mm
ホイールベース1662mm
シート高673mm
車両重量271kg
乗車定員2名
原動機種類4ストローク
気筒数2
シリンダ配列45°V型
冷却方式空冷
排気量1338cc
カム・バルブ駆動方式OHV
内径(シリンダーボア)88.8mm
行程(ピストンストローク)108.0mm
圧縮比8.5:1
最高出力58HP
最高出力回転数5000rpm
最大トルク9.9kgf-m
最大トルク回転数2350rpm
燃料供給方式キャブレター
燃料タンク容量18.5L
エンジン始動方式セルフスターター式
変速機形式リターン式・5段変速
変速機・操作方式フットシフト
動力伝達方式ベルト
ブレーキ形式(前)油圧式ディスク
ブレーキ形式(後)油圧式ディスク
懸架方式(前)テレスコピックフォーク
懸架方式(後)スイングアーム式
タイヤ(前)100/90-19
タイヤ(後)130/90-16