低回転時のドンツキを改善 2

以前にスロットルボディを掃除して改善された低回転でのギクシャクですが、エンストの症状はなくなったものの、やはり3000rpm前後に違和感があるので今回は別の対策をしてみることにしました。

TDM900はヨーロッパの排ガス規制のため、エアークリーナーボックスの吸気口が 「通常用」と「低回転時用」に2つ設けられています。このダイヤフラム切り替え時に空気量が変わることがギクシャクする原因となっているようなので、低回転時に通常用のフラップが閉じないようにエアー弁を無効化します。方法はいくつかあるそうですが、今回はECUから弁への信号をカットすることにします。

実はこの対策についてはバイクを入手してすぐに調べて知ってはいたのですが、全オーナーに聞いたところ「あまり効果はなかったよ」ということだったので、実施はしていませんでした。しかしあまりにアクセルパーシャル時など3,000rpm前後がギクシャクするので、試しに行ってみることにした次第です。

ECUにアクセスする必要があるので、まずは左サイドカバーを外します。

方法は簡単で、ECUから信号線の8番を引き抜くだけです。

この茶/黒の配線を抜いて、絶縁します。

配線は、白色のノッチをマイナスドライバーで押すと抜けるようになります。

抜いた後、ノッチは忘れずに戻しましょう。

抜いた配線は絶縁しておきます。

対策後ですが、低回転時のアクセルのつきが明らかに良くなり、ギクシャクが減ってとてもスムースになりましたました。もちろんエンストもしません。TDM900のドンツキでお悩みの方は、ぜひ一度お試しください(もちろん自己責任で)。

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