低回転時のドンツキ・エンストを改善する【TDM900】

TDM900の持病とも言える、低回転時のドンツキとエンスト。その症状の1つに「アイドリング時にアクセルを軽く煽り続けるとエンストする」というのがあります(詳しくは動画をご覧下さい)。

そのせいで、交差点で曲がる時や低速コーナーなどではとても気を使います。ちなみに、マフラーを変えても同じ症状が出ました。

ネットで色々と調べたところ、いくつか対策方法が見つかりました。可変吸気ダクトを無効化する方法などもありますが、今回はスロットルボディを綺麗にして、どの程度改善されるか見てみたいと思います。

スロットルボディにアクセスするために、まずはサイドカウルを外します。

タンク下のサイドカバーを外して、タンクを持ち上げます。持ち上げたタンクは、ロープなどで適当に固定しておきます(ガソリンが満タンだと漏れてくるので半分以下にしておきます)。

エアクリーナーボックスを取り外します。

これがスロットルボディです。

内部はこんな状態でした。うっすら汚れていますね。排ガス規制によりブローバイガスを戻しているために、カーボンが付着します。

ワコーズのスロットルバルブクリーナーを使って掃除します。パーツクリーナーでも可能なようですが、強力すぎるために内部コーティングまで剥がしてしまう恐れがあるようです。

おお、結構な汚れが落ちますね。ちなみにクリーナーは、直接スロットルボディ内へ吹きかけないようにしましょう。

だいぶ綺麗になりました。掃除が終わったら、逆順で組み戻していきます。

ついでなので、汚れたエアフィルターも綺麗にしておきました。

エンジンをかけてエンストするか試してみたところ、止まりませんでした。この後試乗してきましたが、低速のギクシャクもかなり低減され、とても乗りやすくなりました。

同じような症状でお悩みの方は、ぜひお試しあれ!

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