とある事情でしばらくバイクから離れていましたが、知人よりこのバイクを譲り受け、2012年、9年ぶりにリターンライダーとなりました。久しぶりに乗ったバイクは本当に楽しく、かつての気持ちが沸々と蘇ってきました。

譲り受けた時はまともに動かず、昔からお世話になっているバイクショップにて全体をチェック、何とか乗れる状態までメンテナンスをしてもらいました。それでもたまに鬼キックをしないとエンジンがかからず、林道でそんな状態になったらどうしよう?などと不安を抱えながら乗っているのも何だかなぁという事で、2019年に手放しました。

走る、曲がる、止まるはメンテナンスのおかげで問題ありませんでしたが、歴代のバイクで最も古いバイクということもあり、今のバイクの足回りやブレーキの進化を感じさせるとても貧相なモノでした。しかしとても味わい深い、いかにも「機械が動いてます」的なフィーリングは、タイムスリップしたかの様な錯覚をさせてくれます。

またそのレトロな外観から、すれ違う車のドライバーが「おっ!?」という顔でこちらを見ることがありますが、その反応を見せるのは99%が年配の方です。そりゃそうですよね、ほぼ40年前のバイクです。リアルタイムで知っている方には、懐かしいシルエットだったに違いありません。

スペック

タイプグレード名カワサキ KL250
全長2155mm
全高1160mm
全幅855mm
シート高800mm
車両重量125kg(装)
乗車定員2名
原動機種類4ストローク
気筒数1
シリンダ配列単気筒
冷却方式空冷
排気量246cc
カム・バルブ駆動方式OHC 2バルブ
最高出力21PS
最高出力回転数8500rpm
最大トルク2.0kgf-m
最大トルク回転数6500rpm
燃料供給方式キャブレター
燃料タンク容量8.6L
エンジン始動方式キック式
変速機形式常時噛合式5速リターン
変速機・操作方式フットシフト
動力伝達方式チェーン
ブレーキ形式(前)ドラム
ブレーキ形式(後)ドラム
懸架方式(前)テレスコピックフォーク
懸架方式(後)スイングアーム式
タイヤ(前)3.00-21-4PR
タイヤ(後)4.60-17-4PR